2013年7月13日土曜日

7月9日(火) ベルギー・Knesselare ケルメスレース

距   離: 105km (12周)
出走者数: 97名  
天        候: 晴れ  
気        温: スタート時 25度/終了時 18度

<結果>
窪木選手: 9名の先頭グループの直ぐ後方のメイン集団でゴール、15位。
吉田選手: 2周目に2名の選手と共に集団から離脱、3名で追走しましたが戻ることが
                    出来ず、4周目に入る時点で降ろされました。 DNF  


先週末から引き続き天気が良かったため、平日でありながら97名が出走しました。
Kesselare のケルメスレースは、その名の通り、ケルメス(移動遊園地が来る街のお祭り)が開催されている街の中心部がゴールとなっていて、その周辺は観客も多く、ベルギーの伝統的自転車レース文化を感じさせる大会でした。(残念ながら近年ケルメスレースの開催数は減少の傾向にあります)
窪木選手は、スタートを待っている間にクランクを逆転させた際にチェーンが脱落、そのためにスタートで多少出遅れてしまいましたが、2周目には集団の前方まで上がることが出来ました。
吉田選手は、1周目は後方ながらも集団の中を走っていましたが、2周目に離脱。 同じく脱落した2名の選手と共に先頭交代をしながら集団を追走しましたが、結局戻れずに4周目に入る時点で降ろされました。
レースは、2周目に構成された9名の先頭グループが後続集団に1分程度の差を付けて逃げ続ける展開に。
後続集団の中でひときわ積極的に動いて追走グループを作ろうと終始努力したのが窪木選手でした。
しかし、集団の中に積極的な走りをする選手が少なく、そのため5週目(残り7周)には単独で先頭グループを追いかけるなど果敢な走りを見せましたが、力及ばず集団に戻るパターンの繰り返しになってしまいました。
後半に入っても積極的に動き、それに反応する選手が出始め、ラスト3周で40秒以上あったトップグループとの差をラスト1周で28秒まで縮め、最後は先頭9名の直ぐ後ろでゴール勝負となり、集団内6着、15位に入りました。
窪木選手には、「ローカルレースにおいて、せこい展開で着順にこだわる走りをするよりも、積極的に動いて、全てを出し切った走りをする方が将来のためになる(強くなる)」と話していたのですが、その意味を理解し、実践したと思います。

吉田選手は、今季の春先に落車して肩を骨折
したため、5月頃まで十分なトレーニングが出来ていなかったそうですが、コンディションは決して悪くは無く、ただレースのレベルがこれまで走っている日本のレースよりも高いので、スピードに付いて行けない、といった自己分析をしています。 確かに日本の学生レースとの差は顕著ですが、最大の要因は、スピード、レベルの差以上に大集団での走りに馴染んでいないため、集団の中に入れずに早々に終わってしまっていると考えられます。
とにかくも(実戦レースの)場数を踏んで、集団走行の感覚を身に付けて行くのが第一段階でしょう。