2013年7月12日金曜日

7月7日(日) ベルギー・Nijlen ケルメスレース

距        離: 117km (周回コース15周)
出走者数: 150名   
天        候: 快晴  
気    温: 28度
<結果>
窪木選手: 20名の先頭グループに加わり、最後は16名のゴールスプリントの末、6位入賞。
吉田選手: 3周目に単独で集団から離脱。4周目に降ろされました。 DNF
昨日よりも気温が上がり、風も殆ど無く、当地としては本格的な夏日でしたが湿度が低く、レース日和と言える天気だったため、150名が出走する大きなレースとなりました。
レースはスタート直後から高速の展開となり、1周目終了時点で20名の先頭グループが後続の大集団に20秒以上の差を付け、2周目には早くも50秒、その後も差を広げて行きました。
後続集団は、一定したペースで周回を重ねたため、レース中盤には逃げが決定的なものになるという単調な展開でした。
当地としては気温が高めだったにも拘わらず、完走者119名、この数字がメイン集団がいかに楽なペースで走っていたかを物語っています。(後半、少人数のグループが集団から抜け出すアタックを何回か仕掛けた程度)
窪木選手は、スタート直後から前に出る走りを心がけて良い位置に居たため、難なく20名の逃げに乗ることが出来ました。
そして、1周~2周目のラップは先頭で通過するなど、積極的に先頭を引き、先頭グループ牽引の大きな力になっていました。
前日に軽いギアを回す走りが中心となるクリテリウムを走っているので、今日は脚が良く回った様子です。
最後のゴール勝負において発生した落車に巻き込まれそうになりましたが、それをギリギリでかわし、6着でゴール。
ベルギーでの初戦において、立派な成績を出しました。
今日のレースは、コースの道幅も広く、舗装も良好、そして風も穏やかだったため、昨日のクリテリウムと同様にトラック選手向きの
レースだったと思います。 
吉田選手は、1周目に集団のほぼ最後部に下がってしまい、2周目からは最後尾で何とか集団に喰らい付いていましたが、3周目に単独で
集団から脱落。 そして、4周目に入る時点で降ろされてしまいました。
ベルギーのケルメスレースは、一般の交通を閉鎖しないでレースが開催されているため(レースが通過すると進行方向のみ、一般車両を
通している)、集団から離脱して復帰出来る見込みの無い選手は、即座に降ろされてしまいます。
吉田選手が早々に脱落してしまう原因は、昨日と同様にコーナーでの立ち上がりのダッシュ力不足にありますが、もう一つ、集団の中を
走れていない(走れない?)様に見受けられました。
日本のレースでは、少人数のグループが早々と構成されるパターンが多いため、大きな集団での高速走行に慣れていないと考えられます。
レースの数をこなして、集団走行の感覚を習得する必要があります。