2013年7月24日水曜日

7月19日(金) ベルギー・Sinaai-Waas ケルメスレース

距        離: 110km(5.5km X 20周 )
出走者数: 113名   
天   候: 晴れ  
気   温: 28℃ /終了時 25℃

<結果>
窪木選手: 11名の先頭グループを追走する16名の第2グループに加わっていたものの、
       残り2周で力尽きてリタイア、DNF。
吉田選手: 1周目、集団の良い位置に付けていましたが石畳舗装区間で発生した7~8名の
                   落車に乗り上げて転倒。その後、2名の選手と集団からやや離れた距離で追走を
                   続けましたが追いつけず、3周目に降ろされました。DNF。

Sinaai-Waas のコースには2か所、石畳舗装が含まれ、そこには1列で走れる程度の幅で自転車専用路があるので、その区間では選手が皆、石畳を避けて舗装が良好な自転車専用路を走るため、1列状態になり、後方の選手は風の影響を強く受ける厳しいコースです。
今日の天候は晴れですが、風がこれまでのレースよりもやや強めだったため、多くの選手が千切れて、レース中盤で出走者の半分以上が降ろされる過酷なレースになりました。 (レースの平均速度は42.26km/hで、平地レースとしては決して速いペースではありませんでした)
 
吉田選手の落車は、不運の一言。前回のパンクに続き、今日もアクシデントに見舞われてしまいました。
窪木選手は、レース序盤から集団の先頭を引いたり、逃げのグループを構成しようと果敢に動きました。
レースは、8周目に優勝候補と目されていた選手を含む13名が集団から飛び出し、それを追撃すべく、窪木選手を含む18名が第2グループを構成。しかし、先頭グループのペースは速く、11周目までに第2グループに30秒差、14周目には1分10秒と差を広げました。
その後、ラスト4~3周で先頭グループから2名がパンクにより離脱、第2グループも11名に絞られ、後続のメイン集団も小グループの展開になりました。 
窪木選手は、前半にエネルギーを使い過ぎ、後半は力尽きてしまい(ハンガーノックに近い状態)、第2グループから離脱し、残り2周の通過で降ろされてしまいました。
自転車レースは、常に積極的に動き、出来る限り集団の前方で走らなければなりませんが、一番大切なのは「ここ一番」という肝心な時に速く走れるかどうかなのです。ただ単純に、がむしゃらに飛び出してばかりで潰れていたのではレースになりません。駆け引きと戦略(タクティックスとストラテジー)があってこそレースである、窪木選手はそれを学ぶ必要があります。それにはレースを数多く走るしか無い訳で、週平均3~4レースを消化する当地のアマチュア選手達と同等の生活が出来なければ、本場の本当のレースの世界では通用しないという現実を肝に銘じるべきでしょう。