2013年7月10日水曜日

7月6日(土) オランダ・Barendrecht クリテリウムレース

距   離: 100km (80周)
出走者数: 54名  
天   候: 晴れ 
気   温: 26度

<結果>
窪木選手:24名のグループに巧く乗って、21位、賞金獲得(30位まで賞金)。 中間の懸賞金も複数回取る事が出来ました。
吉田選手:スタート後、2周目で集団から脱落。 周回遅れを繰り返しながら走り続けましたが、レースが約3分の2に達した時点で降ろされました。(DNF)

春先から天候が不順で寒い日が続いていたのですが、突然夏がやって来ました。と言っても当地は湿度が日本よりも低めで、気温も30度を超えることは少なく、今日は快適な自転車レース日和となりました。
Barendrecht は、4コーナーで左回り(反時計方向)、しかも路面も大半が良好なアスファルト舗装なので、クリテリウムレースの経験が乏しい日本選手でも比較的簡単に走れるコースです。しかも、今日は風が殆どなく、初戦としては絶好のコンディションでした。
クリテリウムは、スタート直後から高速で展開するため、出来る限り前列でスタートする方が確実に有利となります。そのため、2名には早めにスタート地点に行き、出来る限り前でスタートする様に指示していたので、窪木、吉田両選手揃って最前列を確保。しかしながら、吉田選手は最初の1周目に早くも集団の後方に下がってしまい、2周目には集団から脱落。

簡単に脱落してしまった原因は、コーナーでの立ち上がりのスピードの違いにあった様子です。
コーナーリングは、(本人が言うには)問題無くこなせている様子ですが、コーナーを出たと所でのダッシュのパワーが不足しているため、全く付いていけなかったのです。
吉田選手は、日本では学生自転車競技連盟のクリテリウムシリーズ(神宮外苑など)に出場経験があり、日本国内ではまともに完走出来ているとの事。 しかし、今日は本場オランダのクリテリウムと日本の学生レベルのレースとの違いを思い知らされました。
窪木選手は、現在「全日本トラックナショナルチーム」の強化対象選手に選ばれているスピードタイプの選手なので、今日の様な4コーナーで高速な展開となるトラック選手向きのコースは、最初から集団の前方で余裕を持った展開をしていました。
前半からの始まったアタックにも殆ど全てに反応し、常に好位置を維持していたため、54周目に決まった24名の先頭グループに加わることが出来ました。
レースは、ラスト数周で4名がアタックし、さらにラスト1周で1名が集団から飛び出してそのままゴール。 窪木選手は6位以下を争うゴールスプリントの末、21位でフィニッシュしました。