2015年9月3日木曜日

8月31日(月) ベルギー Stekene ケルメスレース

距離:120km(約8km X 15周)
出走者数: 36名  完走者数:25
天候: 晴れのち雨 一時雷を伴う集中豪雨
気温: スタート時27度  終了時21

<結果>
花立選手:第2周目に形成されたトップグループ15名に加わり、メイン集団に25秒差で3周目に入りましたが、トップグループのスピードに付いて行けず、単独で離脱。 後続グループにも巧く付けずに独走となってしまい、4周終了時点で降ろされました。DNF

野崎選手:4周まではメイン集団を走っていましたが、集中豪雨で集団が分離した際に後方グループに取り残されてしまい、ベルギー選手1名と二人で先頭交代を繰り返しながら走り続けましたが、8周終了時点で降ろされました。しかし、その時点で既に25名しか走っていなかったので24位となり、賞金を獲得。(30位まで賞金)

 今年度のパールイズミロードレーススクールの最終戦です。スタート直前までは気温27度で暑さを感じる良い天気でしたが、2周目に入る頃から雨が降り始め、3周目には雷を伴う集中豪雨となりました。コースの道路も至る所で大水となり、豪雨で視界も悪かったために集団は分離し、複数の選手がリタイアしました。
 前日のクリテリウムレース(オランダHoogerheide)で周回ラップの懸賞金を獲得するなど調子が上がっていた花立選手は、2周目に形成されたトップグループに加わりましたが、そのスピードには付いて行けず離脱。運悪く集団に戻る前に集中豪雨に見舞われて、視界が悪かったため、集団に巧く戻れずに単独走行になってしまい、降ろされてしまいました。 
 野崎選手はメイン集団内を走っていましたが、集中豪雨で何が何だか分からない内に分離した集団の後方に取り残された様子です。同様に離脱したベルギー選手1名と協力し合いながら追走を続けましたが、前方のグループとの差が開いてしまい、8周で降ろされました。しかし、レースの半分以上を走っていたため、賞金が支払われる基準に達し、その時点の順位だった24位が記録され、賞金を獲得しました。

 野崎・花立両選手は、1ヶ月の滞在期間中にオランダで7レース、ベルギーで5レースを消化し、多くを学びました。日本に戻って今回のロードレーススクールの経験を活かして成長してくれることを期待します。



2015年9月1日火曜日

8月30日(日) オランダ Hoogerheide クリテリウムレース

距離:80km(約1.67km X 48周)
出走者数: 51名 完走者数:46
天候: 晴れ
気温: 30

<結果> 
花立選手: 前半は集団のやや後方で慎重に走り、中盤から前に出て果敢に攻める走りを見せ、途中ラップ賞を獲得するなど良いレースをしました。結果はメイン集団でフィニッシュし33位。

野崎選手: スタート後、しばらくはかなり良い位置に付けていましたが、次第に後方に下がってしまい、残り11周の時で単独で集団から離脱。その後も周回遅れになりながら走り続け、46位が記録されました。

Hoogerheideは、滞在先のホテル(ベルギー・Essen)から10km程度。謂わば地元レースです。今日は気温が30度まで上がり、再び夏日になりました。前回のレースは気温15度でした。欧州の夏の天候が急変しやすいと事前に情報を与えていましたが、選手2名には予想以上だった様子です。それでも2名共、体調を崩さずに生活を続けています。
 今日のコースは、コーナーは2か所のみ、楕円形に近い形状で、しかも反時計回りなので経験の乏しい日本選手向きでした。

野崎選手はレース前半は集団中程の好位置を走れていましたが、中盤に入って徐々に後退し、11周目に単独で千切れてしまいました。その原因は明白で「水の飲み過ぎ」です。 熱中症などの予防、およびスポーツ時におけるパフォーマンスの低下を防止するためには「水分摂取が重要」となりますが、それが過剰に言われ過ぎています。そのため、多くのスポーツ選手が水分を摂り過ぎて体内の浸透圧のバランスを崩したり、「低ナトリウム血症」に陥っています。今日の野崎選手は18日のレースと同様に花立選手の2倍以上の水を飲んでしまい、途中から水を戻しそうになる状態になってしまって離脱したのです。日頃のトレーニングから水を少なく摂取して走る練習が必要です。
 花立選手はレース前半は集団の後方に位置していましたが、中盤からは果敢に攻める走りに転
じ、途中ラップの懸賞金(1位通過)を獲得。 さらに残り7周で単独のアタックを仕掛けるなど、観衆を沸かせました。 オランダのクリテリウム最終戦において、初めてまともに戦える走りが出来、この1か月間のスクールの成果を見せてくれました。