2015年9月1日火曜日

8月30日(日) オランダ Hoogerheide クリテリウムレース

距離:80km(約1.67km X 48周)
出走者数: 51名 完走者数:46
天候: 晴れ
気温: 30

<結果> 
花立選手: 前半は集団のやや後方で慎重に走り、中盤から前に出て果敢に攻める走りを見せ、途中ラップ賞を獲得するなど良いレースをしました。結果はメイン集団でフィニッシュし33位。

野崎選手: スタート後、しばらくはかなり良い位置に付けていましたが、次第に後方に下がってしまい、残り11周の時で単独で集団から離脱。その後も周回遅れになりながら走り続け、46位が記録されました。

Hoogerheideは、滞在先のホテル(ベルギー・Essen)から10km程度。謂わば地元レースです。今日は気温が30度まで上がり、再び夏日になりました。前回のレースは気温15度でした。欧州の夏の天候が急変しやすいと事前に情報を与えていましたが、選手2名には予想以上だった様子です。それでも2名共、体調を崩さずに生活を続けています。
 今日のコースは、コーナーは2か所のみ、楕円形に近い形状で、しかも反時計回りなので経験の乏しい日本選手向きでした。

野崎選手はレース前半は集団中程の好位置を走れていましたが、中盤に入って徐々に後退し、11周目に単独で千切れてしまいました。その原因は明白で「水の飲み過ぎ」です。 熱中症などの予防、およびスポーツ時におけるパフォーマンスの低下を防止するためには「水分摂取が重要」となりますが、それが過剰に言われ過ぎています。そのため、多くのスポーツ選手が水分を摂り過ぎて体内の浸透圧のバランスを崩したり、「低ナトリウム血症」に陥っています。今日の野崎選手は18日のレースと同様に花立選手の2倍以上の水を飲んでしまい、途中から水を戻しそうになる状態になってしまって離脱したのです。日頃のトレーニングから水を少なく摂取して走る練習が必要です。
 花立選手はレース前半は集団の後方に位置していましたが、中盤からは果敢に攻める走りに転
じ、途中ラップの懸賞金(1位通過)を獲得。 さらに残り7周で単独のアタックを仕掛けるなど、観衆を沸かせました。 オランダのクリテリウム最終戦において、初めてまともに戦える走りが出来、この1か月間のスクールの成果を見せてくれました。