2015年8月31日月曜日

8月27日(木) ベルギー Waasmunster ケルメスレース

距離:118km(約6.6km X 18周)
出走者数: 33名 完走者数:21
天候: 雨のち曇り
気温: 15

<結果>
花立選手: 2周目に単独で脱落。3周目に入るスタート&フィニッシュ地点で降ろされました。DNF

野崎選手: 2周目にベルギー人選手1名と共にメイン集団から脱落。2名で走り続けましたが、4周目に入るスタート&フィニッシュ地点で降ろされました。DNF



朝から雨で気温も低めの嫌な天気でした。この様な天候では、当日エントリーのみのベルギー・ケルメスレースは出場者が少なくなりがちです。今日も33名と少人数のレースになりました。少人数のレースは、少しでも集団から離れてしまうと後方には誰も居なくて、そのまま単独で離脱して戻れなくなってしまうので、最初から先の事を考えずに前方に位置していなくてはなりません。そのためには瞬間のダッシュ力、位置取りが重要な要素となります。特にWaasmunsterのコースは道幅が狭い個所が多く、スタート地点周辺には鋭角なコーナーもあり、その立ち上がりのダッシュが無いと簡単に離脱してしまします。

現時点における野崎・花立両選手の技量では、この様なコースでしかも雨天、少人数といった厳しい条件では、手も足も出ずにあっけなく終わってしまいました。これまでのレースで既に感じ取れていた欠点がさらにはっきりと浮き彫りになりました。
日本に戻ってからのトレーニングの在り方を考え直す良い経験だったと思います。






2015年8月28日金曜日

8月25日(火) オランダ Dordrecht De Molのトレーニングレース

距離: 90分+3周(周長1704mの自転車専用サーキットコース)
出走者数: 約40名
天候: 雨
気温: スタート時 19度 終了時 16度

<結果>
花立選手: 前半から野崎選手と共に積極的に動き、最後は集団から3名で飛び出し、集団に微差を付けてゴール勝負となり2着でフィニッシュしました。

野崎選手: 花立選手と同様に積極的に動き、ラスト1周で果敢にアタックを仕掛け、単独で逃げの状態に入りましたが、最後の登坂で捕まってしまい、メイン集団でゴール。着順は11位でした。


 今日は初めてレースで雨に降られました。しかし、気温は天気予報で報じられていたよりは高めでした。オランダのクラブチームDe Molの専用サーキットは、特に危険なコーナーなどが無いため、雨天でも問題無く思い切った走りが可能です。 こういうコースのレースにおいて雨天でのレース経験を積むのは、大変有意義と思います。
 花立、野崎両選手は、既に2回走っているコースなので、今日は自分自身で考えた走りを色々と試す様に心掛けました。 特に野崎選手は、単調なゴール勝負よりも単独でどこまで逃げられるかを試す走りを選択し、ラスト1周で果敢にアタックを仕掛けました。結局最後の登坂で捕まってしまったものの、自分自身の現在における力を見極める良い練習になったでしょう。
 花立選手は、レース後半は周囲の動きを良く見ていた様子で、最後は3名で飛び出し、2着でゴール。レース終了後に花束を贈呈されました。 
野崎選手は10位以内に入れなかったものの、この日の最高ラップタイムを記録しました。

今回のロードレーススクールでは、De Molのトレーニングレースに3回出場しました。
公式戦と違って和やかな雰囲気で、他の選手からも色々と教えてもらえるので、二名共、多くを学び取ることが出来た様子です。

2015年8月24日月曜日

8月22日(土) オランダ Zuidland クリテリウムレース


距離:80km(約2.5km X 32周)
出走者数: 59名 完走者数:53
天候: 晴れ
気温: 29

 <結果> 
花立選手: スタート直後から集団の後方の位置になってしまいましたが、離脱することなく最後まで集団で走り、42位でゴール。
(メイン集団はトップグループにラップされたため、残り4周でフィニッシュとなりました)
 野崎選手: スタートしてからしばらくは集団の前から3分の1以内の好位置を走っていたものの、20分の時点で一気に下がってそのまま集団から離脱。その後は、ほぼ単独で走行を続けてメイン集団と同じく残り4周で降ろされました。着順は52位が記録されました。
今日は夏の天気が戻って来ました。 Zuidlandは広大な干拓地の中にある街で、街を出ると風が吹き抜ける干拓時代の元堤防の上の道路を走るため、位置取りが重要となるレースです。 スタートしてからしばらくは街の中心街のレンガ道でS字状のコーナーなどがありますが、特に難しいコーナーはなく、街を出てからは良好なアスファルト舗装のコースでした。

野崎選手はスタート直後から積極的に前に向かって動き、先頭より3分の1以内の良い位置を走れていたのですが、16名の選手が先頭グループを構成してスピードが上がった際に集団から単独で脱落してしまいました。花立選手は、最初から集団の後方になってしまい、前に出れない状態が続きましたが、メイン集団から千切れることなく最後まで走れました。

レースは中盤に入った時点で16名のトップグループが3つに分離。 数名のトップグループが残り5周でメイン集団に追い付いたため、メイン集団は残り4周で17位以降を決めるゴール勝負となりました。 花立選手はこのゴール勝負に脚を貯めていた様子ですが、思う様には前に出れず、結局42位でフィニッシュしました。野崎選手も複数回の周回遅れになりながらも降ろされるまで走り、52位の着順が付きました。






8月20日(木) ベルギー Evergem ケルメスレース


離:117km(約6.5km X 18周)
出走者数: 70名 完走者数:59
天候: 曇り時々晴れ
気温: 21

<結果>
花立選手: スタート時に前に位置していた選手の転倒に巻き込まれ出遅れてしまい、最初から単独で集団を追走しましたが追い付けず、1周で降ろされてしまいDNF。
野崎選手: メイン集団内を無難に走り、8~58位を競う集団のゴール勝負に加わりましたが前に出れず42位でした


Evergemは、多少路面が荒れている箇所があるものの比較的簡単なため、例年ではかなりの高速レースになっています。 今日は風も穏やかで気温21度とレースを走るには快適な天候でした。 
スタートの際に花立選手の前方に居た選手がその前の選手に接触して転倒。 その選手の車輪のスポークの間にシューズがはさまってしまって直ぐに外れなくなってしまい、開始早々出遅れてしまいました。 単独で追走しましたが、集団は一人で追い付けるスピードでは無く、1周を回ったゴール通過時点で降ろされてしまいました。
スタートでは、早めにスタート地点に行き、常に出来る限り前の位置に立つ様に最初のレースから毎回指導していたのですが、花立選手は後方に回ってしまいました。 前方に入る余裕はあったのですから、指導通りに前の方からスタートすれば、こういうアクシデントに巻き込まらる危険性は、ずっと低くかった訳です。 “スタートでは位置を指定されない限り、出来る限り前の位置に立つその重要性を身を持って思い知らされました。

レースは1周目に10名のトップグループが構成されましたが、6名が脱落して集団に戻り、4名が先頭で集団から1分半の距離で逃げ続けました。 中盤に入ってトップグループから1名が脱落して3名となりましたが、集団のペースは上がらず、その差は2分以上に広がって行きました。結局、集団には最後まで大きな動きが見られず、3名が約2分半の差を付けたまま逃げ切りとなってしまいました。 集団からは最終回に4名が飛び出し、集団の前方10秒差でゴール。 8位以降を決める51名の集団のゴール勝負に野崎選手も加わりましたが、前に出れずに42位でフィニッシュしました。

2015年8月22日土曜日

8月18日(火) ベルギー Booischot ケルメスレース


距離:120km(約7.5km X 16周)
出走者数: 81名 完走者数:65名
天候: 晴れ時々曇り
気温: 16度


<結果>
花立選手: 第3グループ(39名のメイン集団)で走り、最終回ゴール手前でベルギー人選手1名と共に飛び出し、28位でゴール。
野崎選手: 花立選手と同じ第3グループで走り、集団内でゴールし、着順は53位。2名揃って初めてメイン集団から離脱せずに完走しました。


 Booischotのレースは特に難しい個所は無く舗装も良好なので、過去においても日本人選手が良い成績を出しているコースです。(完走率が高い。)午前中まで降ったいた雨も午後には上がり、レース中は時折陽が差す天気になりましたが、気温はこの時季としてはかなり低めで、肌寒い一日でした。

レースは2周目に11名が先頭グループとなり、集会を重ねる毎にタイム差を広げました。 集団に動きがあったのは、レースが半分終了した8周。集団から飛び出した選手達で構成された19名のグループが先頭グループをハイスピードで追走を開始。まだレース展開を読めていない花立、野崎両選手はこのタイミングを逸して後方の第3グループに残ってしまいました。
その後、残り4周で追走グループが先頭グループに追い付き、それと同時に2名が飛び出し、結局2名が逃げ切りを決めました。 日本選手二人を含むメイン集団は、先頭から約3分遅れでゴール勝負に入り、ベルギー選手1名と共にゴール前でアタックを仕掛けた花立選手は、前のグループにパンクなどのトラブルで脱落した選手が居たため、28位でゴール。 野崎選手はこの2名から6秒遅れの集団でゴールして53位でした。
 
今日はレース前に「レースが半分終了した時の動きには、絶対に乗る様に」とアドバイスを与えていたのですが、2名共にそのタイミングが掴めませんでした。
また、気温が低く、涼しいと言うよりは肌寒い気温だったにもかかわらず、野崎選手はボトル3本(後半に1本補給で受け取った)を全部飲み干してしまい、水分過剰による悪影響が広範囲出てしまったと本人が自覚していました。水分補給に関しても日頃の練習から工夫が必要でしょう。(花立選手は、2本のボトルを持ってスタートしましたが、1本は丸ごと手つかず、飲んだのは一本の3/4程度で楽に走っていました)


2015年8月17日月曜日

8月15日(土) オランダ Pijnacker クリテリウムレース

距離: 90km (1050m X 86周)
出走者数: 80
天候: 曇り時折小雨
気温: 19度 

<結果>
野崎選手:    スタート後、23分で集団から単独で離脱。その後、同じ様に離脱した選手達と小グループで走行を続け、先頭グループおよび集団に複数回ラップされましたが、残り8周で周回遅れの選手達が降ろされるまで走り続け、最終完走者として65位が記録されました。

花立選手:    スタート後32分で23名の選手と共に集団から離脱。その後は野崎選手と同様に小グループで複数回の周回遅れになりながらも走行を続け、58位の着順が記録されました。

 
 Pijnackerのコースは長方形でコーナーも簡単、道幅も広く、毎年ハイスピードなレース展開になっています。また、この地域のレースは懸賞金も多く出されるので、それを狙って有力選手が多く出走するため、ハイレベルなレースを予想していました。

その予想通り、レースは最初から非常に速い展開で始まり、集団は頻繁に一列縦隊になりました。野崎・花立両選手はこれまでにこの様な高速ロードレースの経験が無く、最初の十数分で集団の後方に下がってしまい(前に出られない)、共にレース前半で戦列から離脱してしまいました。

スタート直後、野崎選手は比較的良い位置を走っていました。しかし、最初から後方に位置してしまった花立選手の方が長く集団に付いて行けたのは、現時点においては野崎選手の方が瞬間的なスピードは勝るものの、花立選手は反復力(インターバル)で野崎選手を上回っていると考えられます。 


いずれにせよ、現在の2名の実力では、オランダのアマチュアトップ選手(コンチネンタルチーム所属選手)が出場するレベルの高いレースでは、まともに戦えませんでした。


それでも前回のクリテリウム公式戦よりは、コーナーリングなどが僅かながら安定してきた感じです。現時点での目標は、レースごとに少しでも集団に付いて行ける距離を増やす、です。 



 
 

2015年8月16日日曜日

8月13日(木) オランダ Dordrecht De Mol トレーニングレース

距離: 90分+3周(周長1704mの自転車専用サーキットコース)
出走者数: 約60名
天候: 晴れ

気温: スタート時 29度 終了時 26度

<結果>
花立選手:レース前半は集団の後方で良く動きを観察し、中盤から逃げのグループに加わる積極的な走りをしたものの、最後の詰めの段階ではトップグループに入れず、最終回のゴール300m程手前で前を独走していた野崎選手に追い付いて一緒にフィニッシュしました。

野崎選手:スタート直後から常に前から10番手以内を走る様に心掛け、中盤に7名で猛烈なアタックを仕掛けましたが決まらず、一旦集団の後方に下がり、レース後半で再び果敢に攻めました。 しかし終盤にトップグループから離脱して独走になってしまい、後方から追い付いた花立選手と共にフィニッシュとなりました。

De Molのトレーニングレースは既に先週走っているのでコースを熟知しているし、公式レースとは異なり、参加者は皆レースを楽しんで走っているのでプレッシャーを感じる事無く、2名とも思い切った展開が出来ていました。今日の課題は「自分自身の限界線を感じ取り、そのギリギリ状態で攻めながら、自ら逃げのグループを構成するにはどうすれば良いか」です。こういうレース展開をレースで試す機会の殆ど無い日本選手にとっては最高の練習です。

前回はレース前半で頑張り過ぎて後半に脚が攣ってしまった野崎選手は、逃げが決まらずに集団に戻る際にそこで力尽きない様に工夫して走りました。
花立選手は、レース前半は集団の中で周囲の動きを観察しながら走り、中盤から活発に動き始めました。 途中、先頭グループをもう一人オランダ人選手と2名で追走しましたが、途中から単独でトップグループに追い付いたのはなかなか良い走りでした。
しかし、1時間が経過して実力のある選手達が本気でアタックを仕掛けると2名共そのスピードには付いて行けずトップグループから離脱。最終回ゴール手前では前を独走していた野崎選手にやはり独走で走っていた花立選手が追い付き、17位、18位でフィニッシュとなりました。

前回のレースと比較すると落ち着いて集団の動きを観察する余裕が見られ、2名共に僅かながら進歩が感じられました。

2015年8月13日木曜日

8月11日(火) ベルギー Temse ケルメスレース

距離:116km(約8,3km X 14周)
出走者数:62名 完走者数: 34名
天候:晴れ時々曇り
気温:27度

<結果>
野崎選手:2周目に落車。 前輪を破損したため走行不能となり、回収車でスタート地点まで戻り、リタイア。DNF

花立選手:9周目に第3集団(最終グループ)から離脱、ゴールライン通過時点で降ろされました。DNF

今日はベルギーでの初レースです。Temseのコースはゴール地点を中心として8の字状に 周回するコースで、特に難しい個所はありません。気温27度、風も殆ど無く、レースを走るのには快適なコンディションでした。


野崎選手はスタート直後から常に前から10番手以内に位置する良い走りをしていたのですが、2周目に入って2つ目のコーナーで他の選手と接触した弾みでコースから逸れて、路肩の荒れている部分(多少の段差)に乗り上げて単独で落車してしまいました。
前輪のスポークが1本外れて回らない状態になり、タイヤもパンクしたので最後尾を走る回収車に乗せてもらってスタート地点まで戻りました。幸いにしてケガは擦過傷程度でだったので、ゴール地点に設置された救護室で傷口の消毒などの治療を受けました。日本を出発する前に破傷風の予防注射を受けていて良かったと思います。

花立選手は集団の前の方になかなか出る事が出来ず、それでもレース中盤までは集団の後方に何とか付いていました。レースに大きな動きがあったのは6周目。12名がトップグループを、約30秒の差で13名の第2グループが構成されました。花立選手は第2グループまでに加われず、最終の第3グループの取り残された形になりました。 
この第3グループの中では積極的に前に出たりしたのですが、それで脚を使ってしまい、結局9周目に単独でグループから離脱してしまいました。

今日のレースで野崎選手が落車した原因は、一昨日に明らかになったコーナーでのバランスの取り方の問題にあった様子です。まずはこの点を克服しなくてはなりません。

花立選手は、集団の前に出るための工夫が必要で、その点に関してレース後にアドバイスを与えました。 

2015年8月11日火曜日

8月8日(土) オランダ Berkel en Rodenrijs クリテリウムレース

距離: 100km 
出走者数: 53
天候: 晴れ   
気温: 26

<結果>
花立選手: スタート後、約9分で集団から単独で離脱。その後に同じ様に離脱してきた選手達と小グループを構成し、周回遅れになりながら走行を継続。残り7周で周回遅れの選手達がレース終了になるまで走り、最終完走者として30位の着順が付きました。

野崎選手: スタート後、数周は集団の中程の良い位置を走れていたのですが、次第に後方に下がってしまい、15分で集団から離脱。花立選手と同じ様に小グループあるいは単独で周回遅れになりながら走り続け、残り7周の時点で29位でレースを終えました。


今日は初の公式レースです。Berkel en Rodenrijsのコースは、一部に綺麗な舗装のレンガ道がありますが、殆どがアスファルト舗装。一箇所クランク状に曲がるコーナーがある以外は、ほぼ長方形の簡単なコースのため、ハイスピードの展開になります。
天候も良かったので、スタート直後から日本では有り得ない高速レースになり、ハイスピードに慣れていない日本選手はレース前半で早々に離脱してしまいました。
 花立選手は、コーナー出口からの立ち上がりのスピードの違いを痛感しました。また、コーナーで他の選手達と同様にピッタリ離れずに巧く曲がれていなかったとレース後に本人が語っていました。
野崎選手もコーナーの曲がり方に問題が有りました。他の選手は自転車を傾ける角度と胴体中心線の傾斜角度がほぼ一致しているのに野崎選手は自転車の方が傾きが大きく、そのためかコーナーでアウトに振られてしまう感覚があった様子です。



今日のレースで2名共、コーナーリングの問題点が課題として浮き彫りになりました。





2015年8月10日月曜日

8月6日(木) オランダ Dordrecht De Mol トレーニングレース

距離: 90分+3周(周長1704mの自転車専用サーキットコース)
出走者数: 約60名
天候: 晴れ
気温: スタート時 27度 終了時 25度

<結果>
野崎選手:スタート直後から常に集団の前の方の好位置を走り、少人数の逃げのグループに加わるなど良い走りをしていました。しかし60分が経過した時に数名でアタックした際に脚を使いすぎてしまし、左脚が攣ってしまってグループそして集団からも離脱。その後は1周遅れになりましたが、後方グループと走り1周遅れでゴールしました。

花立選手:前半から頻繁にアタックを仕掛ける積極的な走りをしました。スタート後55分頃に単独で逃げに入り、約1周を一人で走りましたが、チェーンが突然アウターからインナーに落ちてしまい、それと同時にリア変速機のプーリーとプレートの間にチェーンが挟まって動かななくなってしまい、リタイア。




今年の「パールイズミロードレーススクール」の初戦は、オランダ・Dordrechtのクラブチーム De Mol が所有する自転車専用サーキットコースで4月第1週から9月第1週まで、毎週火、木曜日に行われているトレーニングレースです。 このサーキットは、良好なアスファルト舗装で難しい鋭角なコーナーも無く、道幅も十分な広さなので、レース経験の少ない日本の選手が欧州遠征で最初に走るレースとしては最適です。
今日は公式レースでは無いので、とにかく「自分達の思うままに思いっきり走ってみるように」と指示しました。 唯一の注意事項は、常に集団の中央よりも前の位置を維持する様に心掛ける事。 2名共、スタート直後から積極的にアタックを仕掛けたり、少人数ン逃げに乗ったりなど、良く走れていました。
花立選手は調子が良かったので、後半に入って単独でのアタックに挑みました。 しかしチェーンが変速機のプーリーとプレートとの間でブロックしてしまうというトラブルのため、60分走った時点でリタイアとなってしまいました。
 野崎選手も「強くなるためのトレーニングレース」と考え、自ら追い込む走りに徹しました。 そのため60分を経過して強い選手達のアタックに乗った際に脚が攣ってしまい、グループから脱落し、後続集団にも付いて行けませんでした。 そして周回遅れになりましたが、後方グループに戻って、そのままゴールに辿り着きました。
今日のレースでは2名共、当初の予定通り自らを追い込んで思い切り走れました。
コースは簡単なので、積極的に動かずに集団内を走っていれば簡単に完走可能なレースです。 しかし、それでは決して強くはなれません。 集団内での位置取り、駆け引き、そして自分自身の限界を知る、この点において今日は充実した練習が出来たと思います。
また、私と顔見知りの選手達が親切に色々とレース中にアドバイスを与えてくれたりした様子で、とても良い勉強になりました。