2013年7月26日金曜日

7月22日(月) ベルギー・Sinaai-Waas ケルメスレース

距   離: 110km (5.5km X 20周)
出走者数: 66名   
天   候: 晴れ   
気   温: 30度
 
<結果>
窪木選手: 先頭グループ5名、第2グループ11名を追走する4名グループでゴール、
        着順は20位。但し、先頭グループから距離が離れていたため、残り2周の
                    時点で窪木選手のグループは、打ち切りになりました。
 
吉田選手: 第1周目に集団から離脱、独走で追走しましたが、2周目が終了した時点で
                    降ろされました。DNF。
 

先週金曜日と同じSinaai-Waas で、コースも距離も全く同じレースです。
今日は気温が30度まで上がり、当地ではかなりの猛暑となりました。 この暑さと平日の昼間に開催されるレースだったため、出走者数は先週金曜日の約半数の66名でした。
 
吉田選手は金曜日のレースでは1周目に発生した数名の落車に乗り上げる形で転倒し、早々にリタイアしているので、今日は落車に巻き込まれないように最初から集団の前の位置に出る走りを心がけましたが、石畳舗装の箇所で一列で自転車道を走る場面において、スピード不足のため次々と抜かれて、あっという間に集団の最後方まで下がってしまいました。そして、コーナーでの立ち上がりのダッシュにも付いて行けず、1周目で集団から離脱。単独で追走しましたが、2周目が終了した時点で降ろされました。
 
窪木選手は、前回のレースでは「駆け引き」などを殆ど考えずに多少無謀とも言える走りをしてしまったため、「今日は駆け引きを意識した上で全力を出し切る走りをする様に」と指示。
 レースは2周目に飛び出した4名が5周目には集団に約1分の差を付けて逃げ続ける形になりました。大きな動きがあったのはちょうど半分を終了し、11周目に入った時。金曜日のレースで優勝している Guy Smet 選手が後続集団から単独で飛び出し、2周以上をを独走で走りトップ4名に合流。15周目には後続集団も動き始め、11名が第2グループを形成。窪木選手は、第3グループからこの11名を捉えようと単独でアタックし、途中から2名の選手で追走するも及ばず、逆に後方から来た選手に捕まり、4名のグループで残り2周を迎えましたが、このグループは先頭との距離が開いたため、この時点で打ち切られ、結果は20位でした。
 
窪木選手は金曜日の失敗を教訓として、補給食を持ち、途中でボトル(水)の補給も受けるなど、考えながら走りましたが、レースにおける駆け引き、例えば前のグループを追走する場合に単独で行くべきか、一旦戻って体制を建て直して複数でトライするかなど、瞬時の判断がまだまだ十分には出来ていない様に見受けられました。
レースでは様々な状況に応じた適切な判断が必要であり、しかもそれが瞬時に閃かなくてはなりません。 この「瞬時の判断」を養うためにはレースを数多く走るしか方法は無く、ゆえに
レースの本場欧州の選手達はレースをトレー
ニングとして、毎週3~4レースを消化しているのです。