2016年8月25日木曜日

8月23日(火) ベルギー・Booischot ケルメスレース

距離:120km (7.5km×16周)
出走者数:80名  完走者数:62
天候:晴れ   気温:31

<結果>
加藤選手: 前半から積極的に動きましたが、逃げのグループには加われず、メイン集団(最終グループ)でゴールし、35位。

岸 選手: 加藤選手と同様、序盤から積極的な展開をし、最後は果敢な走りをしましたが、同じく逃げのグループには入れず、メイン集団でゴール、40位。

久しぶりに気温が30℃を超える夏日になりました。しかし、日本よりも湿度が低めなので、日陰ならば快適な位で、気温がレースに与える影響は少なかったと思います。近年、ベルギーのアマチュア・ケルメスレースでは、U23とエリートが「エリート&U23」に統一され、さらに同じ日に同じ地域でマスターズおよび1ランク下のアマチュアカテゴリーのレースが開催されていないならば、それらのカテゴリーの選手でもU23&エリートのレースに参加可能と規則で定められております。毎年、Booischotのレースの日には、他のカテゴリーのレースが行われていないため、マスターズ(40歳、50歳以上)の選手が多く参加しています。(この日も12名はマスターズ選手)
マスターズの選手達の多くは、完走のみを目標としている選手が多く、集団の中を無難 に走ろうとするので消極的になり、そのため過去数年の例では激しい展開が少なく、集団のままゴールを迎えるパターンが多くなっています。 

パールイズミロードレーススクールの選手達の完走率も高く、上位(最高は4位)に入った選手も過去に存在します。この前例をレース前に加藤・岸両選手に説明。しかし、集団の中で何もせず、ゴール勝負に備える様な消極的な走りでは無く、自らが逃げのグループを構成する引き金となる積極的な走りをする様にと指示を出しておりました。その指示通り、2名は序盤から集団の前方で積極的に動きました。残念なのは、現在の2名の力量では有力選手達が仕掛ける肝心な瞬間に反応するだけのスピードが無い点です。 今日も決定的な逃げに乗ることが出来ませんでした。それでも最後まで積極性が衰えず、2名共、出し切る走りが出来ました。

仮にゴール勝負に備えて脚を貯めて、集団のゴール勝負で上位に入り、賞金を獲得したとしてもレベルの低いレースなので何の評価にも値しません。逆にこの日のレースの様に果敢に動く、その方が将来に繋がる勉強になるのです。