2014年6月17日火曜日

6月15日(日)ベルギー・Aartselaar ケルメスレース

距離:118km(1周約7,9km X 15周)
出走者数:76名
天候:晴れ時々曇り
気温:20~22度

<結果>
川口選手: レース前半はメイン集団を走っていましたが、中盤に入って集団が分離した際に後方グループに取り残された形とな         り、先頭グループとの差が開いたため、残り5周でレース終了。DNF

佐々木選手:1周目、19名のアタックに巧く乗ったのですが、2周目に先頭グループから離脱。その後はメイン集団で走りましたが         レース中盤、集団のスピードが上がると共に後方グループになり、さらにそこから単独で離脱し、残り6周で終了。DNF


今日はベルギー・Aartelaarのケルメスレース参加。川口・佐々木両選手にとって、初めて走るベルギーのレースです。Aartelaarのレースは、道幅も広く、特に難しいコーナーも無く、比較的簡単なコースですが、風が吹く抜ける箇所が多く、集団での位置取りが影響します。今日は多少風が強めだったので、レース前に風の流れを事前に観察し、走り方に注意する様に指示を出していました。

レースは1周目から19名による先頭グループが構成され、それに佐々木選手は加わることが出来たのですが、2周目に一人だけ離脱してしまいました。レース後に本人は「スタート直後だったので、自分の調子が掴めていなかった」と語っていました。しかし、メイン集団に戻った後の走り方を私の知人(ベルギーの選手)が集団内で観ていて教えてくれたのですが、「集団内で風上を走るなど無駄が多く、走り方に問題あり」だった様子です。折角先頭グループのアタックに乗れたにも拘らず、そのグループ内で巧く走れずに離脱してしまったのでしょう。

川口選手は、これまで出場したレースでは前半に無駄脚を使ってしまって、肝心な時に千切れてしまう走りをしているので、今日は前半の少人数のアタックは見送って、レース中盤以降になってから活発に動く様に心掛けました。そのため、レース中盤まではメイン集団から離脱せずに走れましたが、8周目にメイン集団から15名が飛び出して追走グループを構成した際に上がったハイスピードには付いて行けず、後方のグループに取り残されてしまいました。また、数十名による高速での集団走行に不慣れなため、思う様に集団内を走れていなかった様子です。

結局1周目にアタックした先頭グループ(最終的には17名)がレース中盤で構成された14名(15名から1名離脱)の追走グループに2分以上の差を付けて逃げ切りを決めました。完走(着順が付いた)は、31名。佐々木選手は、もしも先頭グループから離脱しなければ、最低でも18位だったので惜しまれます。 集団での平地高速走行に慣れていない日本選手の弱点がはっきり表れた結果でした。