距離:1430m X 56周 約80km
出走者数:約30数名
天候:晴れ時々曇り
気温:23度、終了時21度
<結果>
川口選手: スタート後、約10分で集団から離脱。同様に千切れた選手と共に周回を重ね、メイン集団に戻るも離脱し、数名の小グループで走り続け、残り10周で打ち切り。 着順は29位で賞金を獲得。(30位まで賞金)
佐々木選手:メイン集団から離脱することなく巧く走れましたが、トップ2名に集団がラップされたため、10周を残し打ち切り。着順は21位で賞金を獲得。(30位まで賞金)
注:「レース打ち切り」とは、審判によってまだ残り周回があるにもかかわらず、レース終了を告げられて終わる事。自ら止めてしまうリタイアはDNFになりますが、打ち切りの場合はDNFではなく、その時点での着順が公式記録となり、30着以内ならば賞金も出されます。
昼過ぎから夕方にかけて降った雨があがり、路面も乾燥して心地よい天気になりました。Oirschotのコースは、石畳(路肩はレンガ舗装)とコンクリート舗装が半々。一箇所ほぼ180度旋回する鋭角なコーナー、その反対側にはクランク状のコーナーがあり、技術を要求されるコースで、もしも雨で路面が濡れていたならば、結構危険なレースになったと思われます。
川口選手は、前回のレースでコーナーリングの際に前の選手との間隔を空け過ぎて、無駄なエネルギーを使ってしまったので、今日はその点を特に留意してレースに臨んだのですが、コーナーで気持ちが先行してしまい、鋭角なコーナーに入ってからペダルを踏んでしまってペダルが接地して、あわや落車する危険な状態に陥りました。 何とかバランスを保って最悪の事態は回避出来ましたが、もしも運動神経の鈍い選手だったならば、周囲の選手を巻き込む大事故になっていたかも知れません。このトラブルによって、再び集団から離脱してしまいましたが、今日は数名が同様に離脱していて、この選手達と共に小グループを形成し、その後は巧く走れていました。
佐々木選手もレース後に聞いた話では、レース前半に川口選手と同じコーナーでペダルを地面に擦ってしまったそうですが、落車には至らず、その後のレースはとても巧く走れていました。今日のレースでは、スタート直後の直角コーナーの出口での立ち上がりのスピードに苦戦していた様子です。
レースは、スタート約20分後に(*)コンチネンタルチームDe Rijke(アマチュア・スポンサーチーム)の有力選手2名が飛び出し、そのまま集団に差を付け、レース後半にメイン集団を1周ラップ。この時点でメイン集団の前には6名のグループが形成されていました。 この6名以降のメイン集団は、ラップしているトップ2名以外、残り10周で打ち切りになってしまいました。
結果として、出走者数が少なかったこともあり、川口・佐々木両選手揃って30位以内の着順が付き、自転車レースにおいて初めて賞金を獲得しました。