2014年6月19日木曜日

6月18日(水)ベルギー・Keerbergen ケルメスレース

距離: 116,6km (1周約5,8km X 20周
出走者数: 109名
天候: 曇り時々晴れ
気温: 19度


<結果>
川口選手: 前半から常に集団の半分より前方に位置する様に心掛け、最終回にはメイン集団のかなり前方を走っていたの           ですが、ゴールスプリントではスピードが足りず、49位でゴール。 

佐々木選手:スタート直後から良い位置を維持して走れましたが、9周目に後輪がパンク。その時点でリタイアしました。DNF


4月中旬から8月中旬にかけて、陽の長いベルギー・オランダでは、平日でも夜18時から20時スタートで80~120km程度のロードレース(オランダでは主としてクリテリウム)が頻繁に開催されています。 今日のレースも18時スタート。 学生はもちろん社会人でも仕事を終えてからレース参加が可能なため、109名が出走しました。

Keerbergenのコースは道幅も広く、道路の舗装状態も良好なので高速レース(平均速度は47,852km/h)となりました。 しかし、今日は風が比較的穏やかだったのと集団が大人数で大きかったため、脱落する選手が少なく、またインターバルの様にアタックが繰り返される度にスピードが上がっても逃げは決まらず、常に大集団での展開となりました。

15日(日)に初めて走ったベルギーのレースにおいて、川口・佐々木両選手共に風の中の走り方の基本技術を分かっていなかったので、昨日、一昨日と講義、練習において「風の中での走法の基礎」を教えました。2名共、今日はこの点を特に留意し、集団の中で出来る限り風を受けない位置取りをする様に心掛けました。そのため、15日のレースでは集団から離脱、あるいは適切なラインから外れていた走りが相当改善されました。

佐々木選手は前半から集団の前に出る積極的な動きをしましたが、不運にも9周目に後輪がパンク。その時点でリタイヤとなり、集団の後方を追走する収容車に乗って、スタート&ゴール地点まで戻りました。

川口選手も今日は集団の中を巧く走り、「無駄脚を使ってしまう」というこれまでの課題をかなり克服してきた様子がはっきり窺えました。特にレース後半にスピードが上がっても後方に下がることなく、メイン集団の前方に位置出来た点は、この2週間の大きな成果でしょう。レースは、最後まで大集団のまま展開し、19周目に31名のトップグループがメイン集団に僅かの差を付けた状態で最終周回を迎えました。ゴール手前で大集団は31名に追い付いたものの、抜くことは出来ず、そのまま94名がなだれ込むようにゴール。 川口選手は集団のほぼ中央でゴールし、49位。 初めて周回遅れ、途中打ち切りなどにならず、完全な「完走」を遂げました。