2014年6月26日木曜日

6月23日(月) オランダ・Luyksgestel クリテリウムレース

距離:2300m X 39周 約90km 
出走者数:48名
天候:晴れ
気温:20度
 
<結果>
川口選手: 先頭グループ6名、第2グループ8名の後方メイン集団(18位―45位)で完走。 着順は35位。

佐々木選手:川口選手と同じメイン集団で完走。着順は32位。



今日も穏やかな天候で、自転車レースには快適な1日でした。Luyksgestel のクリテリウムは、年に一度のケルメス(移動遊園地がやって来るお祭り)のイベントとして開催されているため観客も多く、しかも今日はサッカーワールドカップでオランダ代表の試合があり、天気が良かったため、コース沿いの家庭の多くが屋外にTVを持ち出して、サッカーと自転車レースを同時観戦していて、大いに盛り上がった雰囲気になっていました。スタート&ゴール地点に設営されたVIPテントには大型TVが数台設置され、招待客は食事をしながらサッカーと自転車レースを同時観戦するという贅沢な楽しみ方をしていました。

コースに難しいコーナーはなく、舗装も良好で道幅も広かったため、離脱する選手が少なく、48名の出走者で45名が完走。この中で周回遅れになっていた選手は3名のみでした。レースはスタート約20分後に前回出場したオランダのクリテリウム(Oirschot)で1-2フィニッシュを決めたコンチネンタルチーム「De Rijke」の選手2名を含む6名がアタックを仕掛け、先頭グループを構成。その後、集団に大きな動きがなかったため、1分程度の差が開きました。中盤を過ぎてからも集団は分離せず、しかし一定のスピードは保たれていたため、先頭グループとの差は50秒~55秒のまま後半戦に突入。残り10周になった頃、集団から飛び出そうとする選手のアタックが繰り返されましたが、なかなか決まらずの状態が続きました。そして残り4周、8名がやっと集団から飛び出すことに成功し、猛スピードで先頭6名を追走。残り2周の時点で先頭6名に24秒差と迫りましたが、6名の逃げ切りが決まりました。

今日のレースは、コーナーが比較的簡単だったため、コーナーリングの技術が未熟で、その立ち上がりで遅れを取ってしまいがちな川口選手も最後まで集団から千切れることなく、完走することが出来ました。現在のレベルでちょうど良い練習になっていたと思います。ただ、90kmという距離を集中し続けて走った経験が無いため、後半には集中力が途切れがちになり、思う様には走れなかった様子です。それでも確実に進歩が見られる走りをしていました。
 
佐々木選手は、中盤から集団の前方に出て先頭を引くなど積極的な走りが出来ました。しかし、後半に集団のスピードが上昇すると共に後方に下がりがちになり、最後はゴールスプリントでも前に出れず、32位とあと一歩、賞金獲得に及びませんでした。(30位まで賞金)自らアタックを仕掛けても他の選手達に簡単に付かれてしまう。ゴールスプリントで良い位置に居てもゴール手前で追い抜かれてしまう。いずれも「一発ダッシュ」の切れ味が不足しているのが原因と考えられます。ダッシュ力(スプリント力)を向上させる必要性を痛感させられたことでしょう。