2013年8月7日水曜日

8月4日(日) オランダ・Zevenbergen クリテリウムレース

距        離: 80km 
出走者数: 37名  
天        候: 晴れ
気        温: 26度
 
<結果>
窪木選手: トップグループ3名、第1グループ3名、それを追う後続グループ8名で走って
                    いましたが、残り2周で降ろされました。しかし、着順は14位で賞金獲得。
 
吉田選手: 1周目から集団の最後方に下がってしまい、2周目に離脱。 
                    4周目に降ろされました。 DNF
 
 
今年の「PIロードレーススクール」参加レースの中で最もテクニカルなコースが今日のZevenbergenです。1周1650mの中に9コーナー、舗装の大半がレンガ道で、その一部には本格的な石畳路が含まれます。コースは、建物が密集する街の商店街なので、風の抵抗はあまり気になりませんが、一部になだらかな登坂があり、後半は確実に脚に効いてくる厳しいレイアウトです。
 
吉田選手はコーナーでの立ち上がりの瞬発力が不足しているので、この様な多コーナーのコースでは当初より苦戦が予想されましたが1周目から最後部に下がってしまい、2周目に脱落してしまいました。
 
レースは、前半に4名がアタックを仕掛けて先頭グループを構成。集団の中にこの4名を捕えようする動きは無く、距離は徐々に開きました。途中で先頭グループから1名が脱落しましたが、3名になってからもスピードは衰えず、残り13周の時点で1分半近くの差となりました。その後、後続集団は窪木選手を含む12名の第2グループと十数名の第3グループに分離。

大きな動きがあったのは先頭グループが後続集団の最後尾を見れる位置まで追い付いて来た時、第2グループから有力選手2名が集団から飛び出し、しばらく間を置いてやはり実力のある選手1名が飛び出して前を行く2名に合流し、3名の第2グループを構成しました。
窪木選手は、この重要な局面に反応出来ず、取り残され組になってしまいました。
 
その後、トップ3名は2名-1名に分離し、2名が最終グループをラップし(ラップされたグループはその時点で打ち切り)、ラスト2周で窪木選手のグループに迫り、窪木選手は審判からレース停止を宣告されて降ろされましたが、この時点での順位14位が結果として記録され、賞金を獲得しました。
 
今日のレースで窪木選手は重要な局面では反応出来ず、十分に力を出し切れない状態で上位入賞を逃すばかりか、残り2周で降ろされてしまいました。レース状況の把握、展開の読みなどにまだまだ甘さが見られました。特に最初からマークすべき選手は分かっていたにも拘らず、その選手達のアタックを見送ってしまったミスは、本人も良く分かっていた様子です。